ありがとう…

2022年10月6日

私の救われた出来事を書きます。

今から15年以上前の冬、雪が結構降っていてかなり寒い日だった。

夜11時近く、仕事が終わり帰ろうと車を走らせてた。
休みも無くてかなり疲れてたと思う。
当時私が住んでいた地域では、雪が降ると道路に雪が積もらないように、道路の真ん中から水が出るという仕組みになっていた。
いつもより滑るかも…って思いながら運転してたけど、疲れてたから早く帰りたくて結構スピード出してたと思う。

とある橋を渡るちょっと前に目がしばしばしてまばたきをしたら、コンタクトレンズがズレて視界がぼやけてしまった。
慌てて目を擦ってコンタクトレンズを直そうとした時に前から車が…。
激しい衝撃とともに体が軽くなった。
運転席でぐったりしてる自分がぼや〜っと見えた。
頭からすごい出血してるのが見える。
『あ〜、私ここで死ぬんか〜』って思ってたら、遠くに数年前癌で亡くなった親友がいた。
『美樹ちゃん〜会いたかったよー!』って私は泣きながら美樹ちゃんの方へ走って行こうとしたんだけど、全然進まない。
走っても走っても動かない。
美樹ちゃんがどんどん遠くに行ってしまう…。
美樹ちゃんは笑ってたけど何か話そうとしているのはわかった。
『美樹ちゃんは私に来るな!って言ってるの?』そう思って声に出そうとしたけど声は出なかった。
美樹ちゃんは私の声にならない声を受け留めてくれたのか頷いた後、手を振って消えていった。
その後どれくらいの時間が経ったのかわからない。
救急車に運ばれた事も記憶に無い。
気付いた時は病院のベッドの上だった。
肋骨と鎖骨、腕に指…何箇所骨折したかわからない位いっぱい骨折し、右側頭部は20針近く縫う怪我もしていた。結構な重症だったし、車も廃車になってしまった。

コンタクトレンズがズレた辺りから殆ど記憶に無く、橋を渡り終わるぐらいのところで反対車線にスリップしてしまい、対向車にぶつかったらしい。
運悪く対向車がタクシーだったが、タクシーが乗せてた客が警察官で、タクシー会社から変な請求とかも無く、保険内で済んだのは警察様々だった(笑)。

しかも警察官二人は全くの無傷で、タクシーの運転手も最初はゴネようとしてたみたいだけど、1週間程度の打撲と診断。

美樹ちゃんが亡くなってまだ2年位しか経ってない時で、私はまだ美樹ちゃんの死を受け入れられずにいた時だった。
あの時現れた美樹ちゃんは私の夢だったのかもって思う。
退院して怪我も治った頃、友人と美樹ちゃんのお墓参りに行った。
美樹ちゃんのお母さんから「美樹の事を引きずるより、貴女達は貴女達の幸せを掴むのが、美樹にとっても1番の供養だから…」と言われた。
いつも今の自分を振り返る時、美樹ちゃんは何ていうんやろ?って思う。
私が幸せで生きていく事が美樹ちゃんへの供養だと信じてる。
何度も自分自身に嫌気が差して、自暴自棄になりそうになってはいるけど、どうにか乗り越えられている。

この交通事故の後も死んでもおかしくないような怪我はしているけど、どうにか生きている。

何処かで美樹ちゃんが見守ってくれているのかな…なんて思う。

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Posted by りく